
スーパーセントウです。
2023/3/18(土)
中山競馬場第5レース 未勝利 芝2200m
ゆっくりしたスタートから集団についていくのがぎりぎりな追走をしていた向こう正面。
武藤騎手が手綱をひいて競争を中止しました。
その後シルクホースクラブから公式コメントが出ました。
急いで診療所で検査を行った結果、右トモの骨盤上部の複雑骨折が確認され、回復は極めて困難な状況であることから、残念ですが安楽死の処置をとらせていただきました。
引用元:シルクホースクラブホームページ 転載許可済み
私にとって最初の出資馬であるセントマーガレット号と突然の別れになりました。
・・・
2021年夏。
その年のシルクの募集が始まりました。
初めてカタログを請求し、素人なりに情報を集めました。
すでにシルクは大人気クラブ。
満口が当たり前、出資することすら抽選だと思い知りました。
セントマーガレット、当時はカレドニアレディの20は手術歴もあってか不人気。
それでもYoutubeの動画を見た私から見て最も光って見えたのが彼女でした。
結局抽選にすらならずに出資決定。
晴れて一口馬主ライフがスタートしたわけです。
なにに惹かれたかというと全体的なバランスと私の思う柔らかさでした。
一口馬主の最初の世代ってのは1年間暇な期間があります。
デビュー1年前に出資し始めているわけですからただただ近況を楽しみにするだけ。
2022/1に馬名が決定しました。
セントマーガレット
高貴なイメージに変わりました。
2022/6
順調に脱北し、そのまま入厩したあとゲートも合格。
想定外に順調でワクワクしてました。
その後ちっちゃいアクシデントがちょこちょこあってデビューは秋に決定。
10月にデビュー戦が決まりました。
舞台は東京競馬場です。
家族を引き連れ応援に行きました。

これが生で会えた唯一の機会になってしまいました。
今思うと本当に見に行けてよかったと思ってます。
活躍馬がたくさん出ているデビュー戦。
7着でした。
線が細い印象はあったので、大きくなるといいなー。
ここからは間隔をあけつつ年明けの2戦目。
ダートを走りました。
見どころがない13着。
再び放牧に出て戻ったレースが3/18でした。
距離延長に挑戦。
直前追切は一杯に追ってもタイムが出ていない状態。
どうなるんだろうって思った矢先のお別れです。
話は冒頭に戻ります。
土曜日は雨だったので我が家も家ですごしていました。
中山第5Rは12:25発走。
ちょうどいいのでグリーンチャンネルをつけて家族で観戦しました。
そしてずるずる後退していく姿を目の当たりにしました。
競走中止時点で未勝利脱出には間に合わないなって意味で終わったと思いました。
その数時間後にTwitterで亡くなったことを知りました。
シルクの更新を見たのはそのあとです。
悲しいというか呆然です。
本当にあっけない、儚い、幻だったような印象さえあります。
子どもたちも東京競馬場で応援した馬ということで認識してくれていました。
聞かれたので説明したけど、理解が難しい出来事ですよね。
一口馬主最初の1頭。
この存在は私にとって唯一です。
忘れることはないでしょう。
あとはタラレバになりますけど、完成された姿見たかった。
もしくは繁殖に上がった状態で子供を楽しみにしたかった。
経験させてもらえなかったことはたくさんあります。
競走中止
予後不良
競馬をしていてままある光景です。
出資したことで見えた景色はかなり違います。
その1頭にかけていたわけですから。
この経験は2度としたくないですね。
自分で工夫して避けられるものじゃないのも理解しています。
とにかくセントマーガレットありがとう!
なんだかんだデビューして走るところを見ることができたのはよかったです。
しかも目の前を。
あなたの存在を糧に馬との繋がりを続けていこうと思います。
本当に本当にありがとう。