スーパーセントウです!
私の一口馬主ライフは最初の出資馬セントマーガレット号が
予後不良に至るという衝撃の初年度となりました。
亡くなったあっという間感は未だに実感がわきません。
実感できていなくとも現実なわけで、
先日清算に関する手紙が届きました。
今回はその清算の内訳となっている事故見舞金について書いていきます。
競走馬の事故見舞金について
予後不良というのはレース中の事故で亡くなった事象のことを指します。
この事故に対する見舞金が事故見舞金となります。
支払いはレースの開催元であるJRAです。
くしくも一口馬主を始めて最初に手にする大きな額の振込が、
レース賞金ではなく、事故見舞金となってしまいました。
こればっかりはしょうがないことなんですが、
想像のはるか上をいく結末に驚きを隠せません。
予後不良に限った話ではない
今回は予後不良に対する見舞金なのですが、
事故の結果にはいろいろありまして、
数か月走ることが出来なくなった状態にも出るようです。
また、競走中に限った話でもなく、
トレセン内の調教中や輸送中も対象となるとのことです。
今回は競走中の予後不良ということで、
競走中の事故により死亡し、又は死にひんし救うことのできない状態に陥ったものと認められて安楽死の処置がなされた場合
引用元:シルクホースクラブホームページ
これに該当し、最も金額の高い6,750,000円になるようです。
やはり競走中の予後不良が一番ひどい結果ということがよくわかります。
JRAと地方の違い
JRAと地方競馬の違いもあります。
調べてみると地方競馬でも存在しますが、
金額の違いがあったり、条件があったりします。
条件の例
5本場において新馬戦(笠松競馬場デビュー馬)から出走した競走馬は、
出走回数に関わらず適用する各号の最高額を支給する。引用元:一般社団法人 岐阜県馬主会死傷馬見舞金規程
馬主と主催者の関係がよくわかる仕組み
JRAでも地方競馬でも見舞金を出すのはレース主催者です。
セントマーガレット号に関して言えば、
事故見舞金のほかに競走馬保険の金額が大きく返ってきます。
保険は元々なにかあるかもしれないために保険会社に積み立てた結果になります。
事故見舞金はそうではありません。
主催者からの支払いということは、ある意味賞金と同じに見えます。
ここからわかることは、
主催者は、馬主に馬を出走してもらっているという構図です。
当たり前っちゃ当たり前です。
けれど普段目にしている馬主とJRAの関係は、
JRAのレースに勝ちたくて馬を出走させている馬主の姿です。
なんだか逆のようにも見えますね。
事故見舞金という制度は要するに、
馬を出してもらったのに元気で返せなくてごめんね
ってことです。
おまえらが勝手に出走させたんだから知らね!
じゃないんです。
馬主と主催者。
持ちつ持たれつなんだなと感じました。
できればもう二度とこんな経験はしないことを祈るばかりです。